星読み絵描き

もとっちノート


『楽園』

時代が大きく変化しているのを感じていて、これから先、一体どうなっちゃうんだろう?って思っている方って、多いと思うんです。

星読み的に言えば、その未来予想図は、冥王星の運行を読むことで知ることができると、言えます。

私自身、半信半疑だったんですけど…ここ数年の社会変動をみてみれば、これがまー、驚くほどに冥王星の動きとリンクしているわけなんです。

今の世の中の混迷は、冥王星の運行に沿って、山羊座の時代が終わり、水瓶座の時代が始まるというポイントで起きていることなんです。

この天の惑星の動きとリンクして、地上におとずれる変化。

「サビアンシンボル」というもので、冥王星の配置を読むことで、これが私たちの目にも理解できるようになります。

海軍からの脱走兵

サビアンシンボルとは、ホロスコープの円周360度の1度1度ずつの意味を記した、スピリチュアルな詩文です。

深い話になっちゃうので、詳しくは書きませんが、そういうものがあるんだなーと思ってくださいね。(詳しく知りたい方は、星読みご依頼ください)

これを使って未来予想をすると、今年〜来年は、社会と人の関係が大きく変化することが予想できます。

この期間、冥王星は、山羊座の終わりから、水瓶座の始まりの度数を運行するんですけど、そこで私が注目している度数があります。

それは「水瓶座3度」です。

(ドスウ、ドスウって、何のこっちゃ?だと思うんですけど…🙏がんばってついてきてね)

水瓶座3度のサビアンシンボルは「海軍からの脱走兵」です。

この詩文は「ドロップアウトを志向する」ということを表しています。

「共同体意識から脱走する」ということです。

この度数は、実は私にとっては、とてもなじみ深いものです。

私は出生図にこの度数を持っているのですが、この詩文が暗示するように、どこにも所属しない生き方を選んでいますし、既存の社会の枠に当てはまらない生き方を選択しています。

そんな私からすると、冥王星がこの度数に入った時に社会に現れる変化って、自発的にみんなドロップアウトしていくことだと、最初は考えていたんです。

みんなの意識が切り替わって、これまでのピラミッド社会に愛想を尽かせて、自ら新しい世界を求めていくのかと思っていたんです。

でも今感じているのは、もう共同体意識が成り立たないところまで、これまでの社会が崩れてしまう方が先で。

否応なしにそこから放り出される人が多くなる、ということなのかも…💧と予感しています。

小舟で乗り出せ!

じゃあ、どうしたらいいのよー!っていう話なんですけど、水瓶座の時代は、個人個人の価値観が大事な時代です。

これまでの時代のような、右向け右の時代ではないんです。

正解は人の数だけ存在するし、自分自身の良心に向き合った選択が求められていくはずです。

そういう選択をしていくことで、共鳴できる人と自然につながりができて、そこに新しいコミュニティが生まれていく。

そういう時代です。

結果的には、それぞれが相応しいユートピアに向かって、分散していくことになるのだと思います。

「共同幻想」という言葉がありますけど、共同体意識というものは、みんなで作りあげている、ある種の幻想と言えるものです。

その幻想が維持できなくなる所に行き着いてしまう前に、自分の心の自由を確保して、小舟で自分が望むユートピアに乗り出すこと。

それが大切なんじゃないかな、と個人的には思います。

一寸先を照らす光

長々と書いてきちゃったんですけど、結局のところ、「自分の楽園は自分で見つけ出すしかないんだゼ!」ということが言いたかったんです。

世間の価値観や、世の中の尺度はもう当てにならないどころか、崩壊して行ってますよー、と言うことです。

古代の船乗りたちが、北極星を目印に航海したように。

荒れた海原のような時代の転換期には、自分の心の中に道標(みちしるべ)になるものが、必要だと思うんですね。

自分のユートピアを描くこと。自分が望んでいることが何なのかを知っていること。

それが、混迷の時代の一寸先を照らす光になるんだと思うんです。

今回の作品は「楽園」をテーマにした作品です。

この作品をオーダーをくださったYさんは、私の「琉球龍宮」という作品を気に入ってくださっていたので、そのイメージを広げる形で描かせていただきました。

沖縄の自然の中に楽園を見出しているYさんとは、きっと感受性が近い所があるんじゃないかなー、と感じています。

最近の私のシュノーケルの成果を盛り込ませていただきつつ、南の海からのメッセージを作品に込めたつもりです。

私は沖縄に住んでいて、そう言う意味で言えば「楽園」に住んでいると言えます。

でも最初から楽園だったわけではなくて、長い時間をかけて自分の内面が変わっていったことで、すぐ側にあった楽園に気がついた、と言うのが本当の所だったりします。

究極的には「楽園」は心の中にあるんだと思います。

そして楽園を見つけられる感受性を持つことができれば、どこにいても自分に相応しい楽園を、見つけ出せるようになるのだと思います。

この作品をオーダーくださったYさんに、あらためて感謝してます!

Thanks!



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