星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その11

「新天地〜New adventures〜」

「沖縄に移住したいと考えているんです。」

この作品をオーダーくださったAさんは、去年の6月、東京個展にいらした時、そっとその気持ちを伝えてくれました。

私は全国で活動してきたのですが、実は拠点は沖縄なんですね。

あまり言ってないので、意外と知られてないと思います。

東京の方は、私を関西に住んでる人だと思っていたりして。

逆に関西の方は、私を東京に住んでる人だと思っていたりして。

その謎の傾向を、こそっと楽しんでいたりもしたのですが、私の作品のバックグラウンドにあるのは、まちがいなく沖縄の自然のエネルギーなんです。

絵の中に登場する、海も森も空も太陽も、すベて沖縄の風景なんですね。

沖縄には、独特な「陰陽」のバランスがあると思います。

どうしてもビーチリゾートに代表されるような、「陽」の部分にスポットが当たってしまうのですが、沖縄が心を癒してくれる島である本当の理由は、南の島の明るい「陽」のエネルギーの裏側にある、深い「陰」のエネルギーだと感じます。

そしてそれが、実は、私の作品世界の源でもあるんです。

Aさんは、去年の暮れに開催した東京個展にも足を運んでくださいました。

その時「これが東京での個展に来る、最後の機会になるかもしれないです!」と言って、颯爽と帰って行った姿を、今でも覚えています。

そして今年の2月に、沖縄で個展を開催した時には、もうすでにAさんは沖縄に移住していて、沖縄の会場で再会することになったんです。

自分というストーリーを最後まで生きる

このブログの目的の一つは、「人生は後半からが本番」と言うことを、占星術の観点から、お伝えてしていくと言うことです。

人生には、勝ち組・負け組があるとか。

40歳を過ぎるくらいには、人生のほとんどが決まってしまい、行く末が見えてしまうとか。

その後は、行動する気力も体力も失われて、余生を過ごすだけとか。

そういう言説が、世の中には溢れていると思うんです。

(そう思い込んでいたら、本当にそうなってしまうから、怖いと思うんですけどね。。)

星読みの観点から言えば、人生は折り返し地点を過ぎてから、ようやく固有の意味が表れてくるものだと思います。

あなたが真価を発揮できるのは、むしろ60歳を過ぎてからかも知れません。

メインディッシュを運ぶには「あなた」という器が大きくなっていなければ、運べないからです。

それは、後からやって来るんです。

世の中のつまらない言説に囚われずに、自分の人生という唯一無二の物語を、自分の時間軸で、最後まで主人公として、思うぞんぶん体験していくべきなんです。

生の充実は、自分で選びとった行動から生まれます。

それはきっと、何歳になっても同じです。

Aさんは子育てを終えてから、単身沖縄移住を決行されました。

沖縄でもできる職業をされていた、と言うこともポイントだったと思います。

でも、その決断から実行までのスピード感には、ただならぬものを感じて、正直驚かされました。

運命の波に乗っている時って、すごいスピードで人生がドライブするんだなー、とあらためて思いました。

Aさんから「星読み絵描き」のオーダーをいただき、答え合わせのように、沖縄移住の意味を、後追いで私も理解することができました。

ホロスコープを読ませていただくと、そこにはまさに、今、人生の転機を迎えている、Aさんの姿が表われていました。

自分の心に従って自分の人生を生きる、ということを決意して実行されたのだと思います。

そんなAさんの姿は、太陽を生きようとする人が見せてくれる、爽やかな輝きを放ってキラキラしていました。

この作品が、新たな人生のページをめくったAさんを、勇気づける作品になったらいいなーと思います。

あらためて、この作品をオーダーくださったAさんに感謝してます!

Thanks!



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