「他人軸ではなく、自分軸を生きよう」というメッセージを、最近見かけることが増えた気がします。
こっれてそれだけ「他人」や「世間」に気を使って、自分を出せずに悩む人が多いことの裏返し、なのだと思います。
自己啓発的な意味で言えば、これはとても大切なことだと思います。
大人になっていく過程で、いつの間にか、自分の意見を出すことが苦手になっちゃうような、抑圧的な教育や社会の空気がありますからね。
だからこそ「自分軸」を取り戻すことは、重要なテーマなんだと思います。
でも星読みをしていると、この「自分軸で生きよう」というテーマは、「そんなに単純な話じゃないんだけどな…」と思っちゃうんです。
というのも相手の気持ちに配慮して、物事を考えることができたり、場の空気を読むことができる、というのは、優れた能力だからです。
人が社会生活を通して、一生を通じて、学び育てていくべき能力の一つだと思うんです。
「自分軸」100パーセントで、エレガントな人ってちょっと想像できないですよね…(笑)
「他人軸」を理解することは、楽しく人間どうしで社交したり、他者と対等な関係を築いて生きていくのに、必須な能力だと思います。
人生を楽しく生きるためには、必要な能力なんです。
本当に私たちが必要としているのは、「自分軸」と「他人軸」のバランス感覚なんですよね。
洗練されてて「この人素敵だなー」って印象を受ける人って、自分の個性の打ち出し方と、他人に合わせる度量と、両方のバランスがとれている方だと思うんです。
星座で言うと、自分軸の確立を表す「牡羊座」と、その反対にある、他人軸の学びを表す「天秤座」は、テーマとしてセットになっています。
どちらが欠けてもダメで、この二つの間を行ったり来たりすることで、人は磨かれていくんです。
面白いことに、私のところに来てくれる太陽星座「牡羊座」の方のホロスコープを読むと、そこには必ず「天秤座」の学びがどこかにセットされています。
やっぱりこの二つのテーマは、コインの表裏なんだなーと実感します。
まー何が言いたかったと言うと、「牡羊座」って実は奥深い星座なんですよ、と言うことです。
「シンプルで・自分軸中心で・ケンカっ早くて…」みたいなイメージで語られがちですけど。
そんなちょっと軽い星占い的な印象に、違和感を感じる「牡羊座」の方は、ぜひ星読みをご依頼いただけたらなー、と思います。
ホロスコープを読んでみると、自分の内なる世界の奥深さを知れて、面白いと思います。
楽しい地球人生を!
この作品をオーダーくださったMさんは、「AIWOKA ISLAND」の住人と言っても過言ではないくらい…(笑)私の作品世界を愛してくださっている方です。
Mさんは、私が個展ツアーしている時、いろんな会場でそっと陰からサポートしてくださっていた、影の立役者なんです。
私を舞台の上で輝かせてくれた、恩人の一人です。
Mさんは太陽星座「牡羊座」なのですが、今回ホロスコープを読ませていただいて、その内面に広がる、豊かな世界の一端に触れることができました。
いつも場の空気を、パッと華やかに明るくするMさん。
その「牡羊座」的なパワーと、私をたててくれたり、みんなとの調和を重んじる「天秤座」的な資質との間にある、絶妙なバランス感覚を垣間見せていただいた感じです。
今回作品を描かせていただくにあたって、「自分と、自分を取り巻く世界のハーモニー」と言うテーマが、思い浮かびました。
「地球人生」は、自分を育てることも大事。
でもそれと同時に、周りの人々との調和を育むことも大事。
周囲の人々や地球の美しさと、自分の個性がハーモニーを奏でることで、素敵なものに仕上がる。
そんなイメージを絵として表現してみました!
この作品をオーダーくださったMさんに、あらためて感謝します!
Thanks!