星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その2

「アンタレスの光 The light of Antares」

「アンタレス」とは、赤く輝く一等星で、さそり座の星です。

この作品をご依頼くださったTさんのホロスコープを、読ませていただいた時、「ストレートに内容をお伝えてして良いものだろうか?」と少し迷いました。

というのも、ホロスコープが示しているTさんの本質と、私が最初にもったTさんの印象(それは月星座が表している印象でした)との間のコントラストが、かなりハッキリされていたからです。

内面と外面、太陽星座と月星座のギャップが葛藤を生んでいる、それが明瞭に表れている星の配置でした。

そんなこともあって、最初はおそるおそるセッションさせていただいたのですが、その心配は私の勝手な杞憂に終わりました。

お話しをさせていただくと、Tさん自身、これまでの自分の殻を脱ぎ捨てて、新しい自分に生まれ変わる、まさにその「変容」の真っ只中にいる、という感じでした。

太陽星座に向かってすっと立ち上がって、勇気を出して自分の足で歩み出す、その大いなる一歩に立ち会えた気がして、私はとても嬉しい気持ちになりました。

私たちは子供の頃に創り上げた自己像を、自分の本質だと思い込んでしまうんですよね。

でも、いつかその限界に気がつく日がやってきます。

それは多くの場合「挫折」という経験を通して分かるので、辛いし痛いのですが、その気づきを生かせるかどうかが、その後の人生の明暗を分ける分岐点になるのだと思います。

ある意味それはギフトでもあり、内なる惑星がくれる、本当の才能の扉を開く「鍵」でもあるんだと思います。

ホロスコープを読ませていただくことで、その扉を開くお手伝いができたらと思っています。

Tさんの場合は、すでにご自身で気がついて、新しい自分に向かって歩み出していらっしゃったので、天体の配置からその裏付けをお話しさせていただき、エールを贈らせていただいた、という感じです。

作品の制作イメージ

深い情動の世界を、紫から青のグラデーションで表現してみました。

そこに向かって、手を伸ばす(一歩前に踏み出す)イメージを加えて完成させました。

星々の配置は、「さそり座」になっています。

ちなみに、「アンタレス」の星言葉は「内面を見つめる瞳」だそうです。

まさに今回の星読みにぴったりでした。

「星言葉」って味わい深いものがありますね。

この作品をご依頼くださったTさんに、あらためて感謝申し上げます。

motocchi



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