星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その12

「花開く時~When the flowers begin to bloom~」

誰もが誰かの人生というドラマに登場する、役者のひとりで。

主人公を成長させたり、主人公に行動のキッカケを与える役割を持った配役として、人生の舞台の上に上がってくる。

時には友だちの姿で、時にはライバルとして、時には乗り越えるべき存在として。

本人たちは気がついていないけど、それぞれがお互いに、相手が主演のドラマの登場人物として、知らぬ間に天に配役され、役目を果たしている。

もちろん自分の人生というドラマでは、自分自身が主人公だけれども、同時に相手の人生においては、何らかの役目を果たすべく配役されて、出会う機会がセッティングされていく。

そうやって繰り広げられている、とてつもなく精巧に編み込まれた80億人の群像劇。

それが地球上で起こっている物語。

いきなり妙なことを言い出してすいません、、(笑)

占星術をやっていると、そういう感覚になることがあるんです。

「星読み絵描き」のご依頼を受ける時、この感覚がヴィジョンのようにブワッとやってきて、背筋が伸びる瞬間があります。

オーダーくださる方にとって、この「星読み」がきっと人生の転換点になるんだろうな、と直観的に思うことがあります。

そしてそれは同時に、自分にとっても与えられた「お役目」を果たして成長できる機会になる、と感じるんです。

変化を受け入れるということ

今回の作品をオーダーくださったHさんは、太陽星座「さそり座」の方なのですが、「さそり座」という星座は、占星術の世界では「変容」という言葉と、結びつけられています。

「変化する」という意味なのですが、自分も変化すると同時に関わった相手も変化させてしまう、という性質を象徴しています。

「さそり座」は特にそれを象徴していますが、多かれ少なかれ、人は人と交わることで、刺激を受けて変容していくものだと思います。

深く誰かと関わるということは、二人の間に化学反応が起こって、互いを変えていく、というプロセスなんだと思います。

恋愛でも仕事で関わる関係でも、それは同じですね。

星読みをしていると、パートナーシップについての悩みを伺うことも多いのですが、誰かに惹かれる気持ちの裏側には、自分の心の奥底にいる「もう一人の自分」を、相手に投影して求めている、というケースが良くあります。

どんなにクールに振る舞っていたとしても、私たちの中には無意識の情動に、突き動かされる部分があるんだと思います。

それは理性では理解しきれない世界で、体験してみるしか知り様がないものなんだと思うんです。

出会い、互いに求め合うということは、そういう意味でも特別な体験なんです。

本当の自分を知る為には、深く誰かと関わるという体験が必要なんだと思います。

そこには、究極的に言えば、失敗も成功もないんじゃないかな、と思うんですよね。

大きな視点から見れば、お互いに相手の人生に、必要な配役を果たしているんです。きっと。

変容を肯定する証

この作品をオーダーくださったHさんは、私に星読みを依頼する少し前から、ご自身の心の中で、新しい季節の扉が開いたのを感じていたそうです。

それは、たとえるならサナギが蝶になって、太陽に向かって羽ばたいていくような、とてもポジティブな変化で。

私はその話を聴きながら、Hさんは自分の中に起こった変容を、もう心の中では、受けとめられているのが分かりました。

きっと、それを「肯定する証」を求めているんじゃないかなー、と感じました。

作品のテーマに選んでいただいた「手のモチーフ」は、私の作品のなかでも、特に初期に好んで描いていたモチーフなんです。

振り返ってみると、その頃の私は、絵描きとして新しい人生を「自分の手で」掴もうとしていました。

まさに自分の変容を肯定して、新しい未来を選択しようする、自分の心の象徴として描いていたんです。

だから、手のモチーフを選んでいただいた時、ピッタリだなと思いました。

きっとこの作品を見るたびに、この時に抱いた想いを確認していただけるんじゃないかな、と思います。

この作品をオーダーくださったHさんに、あらためて感謝してます!

Thanks!



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