星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その16

Secret Garden

突然ですけど、「人はなぜ恋をするのか?」と質問されたら、あなたは何と答えますか?

自分のDNAを次世代につなぐため。

動物としての本能の為 。人はDNAの乗り物だから etc…

反射的に、そういうロマンのない考えが思いついてしまったなら、それは大人になり過ぎている証拠ですね。。(笑)

机に一輪の花でも飾って、日常にロマンを取り戻しましょう!

いつの間にか科学万能主義に、染まってしまっていたんだと思います。これまでの世の中って。

その中で、ロマンを感じることができる人間の尊い感受性が、弱められてきてしまった気がするんです。

学校で教えられたこととか、テレビ番組が放送していたことを、真に受け過ぎているんだと思います。

風の時代を迎えた私たちは、学校で習ったことも、これまで常識とされてきたことも、ひとつの仮説に過ぎないと言うことを、あらためて理解する必要が、あるでしょうね。

12星座と人間の成長モデル

占星術で使うホロスコープは、12星座が順番に並んで円を作っています。

1番目の「牡羊座」から始まり、12番目の「魚座」で一周します。

これを「人間が生まれて、人生を終えるまでの一つのモデル」として、見ることもできたりします。

最初の「牡羊座」は、「オギャー!」とこの世に誕生し、自分が自分であるという事を宣言する、そういう意味を持った星座です。

2番目の「牡牛座」で、自分を肯定することを学び

3番目の「双子座」で、言葉を覚え友達を作って

4番目の「蟹座」で、情緒と絆を学び

5番目の「獅子座」で、人生の主人公という自覚を持ち

6番目の「乙女座」で、自己改善と他者への貢献を覚え

7番目の「天秤座」で、パートナーシップを経験し

8番目の「さそり座」で、深く相手と交わって自分の限界を突破し

9番目の「射手座」で、旅に出て自分の世界を広げ

10番目の「山羊座」で、社会的な責任を果たし

11番目の「水瓶座」で、それまで登ってきた山が、たくさんの山の中の一つに過ぎない事を理解し

そして最後の「魚座」で、自分もあなたも同じ一つの愛だということを知り、もう一度大いなる魂の源に帰っていく。

そういう一つの人生モデルとして、受け取ることができます。

人間がなぜ生まれて、なぜ人と関わることが必要で、どうして人格の成長が必要なのか。

12星座を使った占星術のモデルは、こうしたことを明快に教えてくれます。

私にとっては、とても腑に落ちるものなんですよね。

千差万別

「星読み」セッションをしていて、いつも感じるのは、人の人生は本当に千差万別だと言うことです。

自分の個性やオリジナリティを過小評価している方って、なぜか多い気がするんですけど、一枚皮をめくれば、みんな恐ろしいほどに、、(笑)実は個性的なんです。

私たちが勝手に想像しているより、はるかに違っているんです、一人一人の人生って。

筋書きも違えば、魂が求めている目的も違うし、感受性も背負っているものも違います。

だから迷っている人には、太鼓判を押してあげたい気持ちになるんですよね。

あなたはあなたにしか歩めない人生を、歩んでますよー!と。

自信を持ってあなたであってくださいね、と。

、、と、少し脱線しましたが、自分が知らない、もう一つの宇宙に触れるようなものだと思んです。「他者と出会う」ということは。

他者という未知の宇宙

先ほどの12星座の人生モデルに当てはめるなら、恋に落ちる経験は「獅子座」の段階にあります。

大抵の初恋が実らないように。この段階では、恋心が暴走して自意識過剰になっちゃったり、一方的な幻想を抱いて空回りしちゃったりして、上手くいかない経験をするんです。

その次の「乙女座」の段階に入って、このままでは上手く行かない、と言うことに気づいて、自意識を調整する事を覚えていきます。

相手に受け入れてもらえる自分になるために、エゴイスティックな考えを改めて、自分を磨く必要があるんですね。

そして「天秤座」段階に入って、ようやく私たちは、個性を認め合えるパートナーと出会って、対等な関係で交流するという経験をします。

でも、大人のみなさんはご存知の通り、恋愛ファンタジー映画のようには、普通いきませんよね。。(笑)

そこから先には、夜の暗闇が待っています。

恋が成就した後、そこからの時間の方がむしろ本番です。

時間をかけて相手を深く知っていく、と言うことは、淡い幻想が打ち砕かれる苦痛を伴いますし、時には他の人には決して見せない、ドロドロした内面を、お互いに見せ合うようなこともあるでしょう。

これは「さそり座」段階に入っている、と言うことを示しています。

この段階で起こる感情の化学反応を経て、私たちは変容していくんです。

深い情動を伴った人間関係を通して、さなぎから蝶になるように、新しい自分に生まれ変わるんです。

そして「恋愛」で始まった関係は、この試練と変容の時を経て、錬金術のように「愛」に生まれ変わります。

未来に向かって続いていく関係の中に、それを見出せたなら、とても素晴らしいことですね。

そうでなくても、思い出の中で力をくれる黄金になるかもしれません。

いずれにしても、私たちは人間的な成長のために他者を必要としていて、人間関係を通じた愛のレッスンを人生の中で体験している、ということなんでしょうね。

作品に込めた想い

ここまで、なぜ「恋愛」の話を書いてきたかと言うと、それが今回の作品のテーマだからです。

この作品は、ある方のお誕生日プレゼントとしてオーダーいただいたものなんですけど、その方は「金星」が、とても強い配置にある、ホロスコープの持ち主なんです。

「金星(ヴィーナス)」は、愛の星です。

ギリシア神話を紐解くと、そこには、純粋なロマンスを求める女神が、試練の時を経て、神々しい「明けの明星」に生まれ変わる姿があります。(長くなるので、今回はこれだけにとどめますね)

神話の世界でも、「愛」とは、試練と変容を乗り越えて見出されるものなんですね。

愛の星の下に生まれてきたからこそ、悩むこともきっとあるでしょう。

でもそれを乗り越えて、あなたの愛のパワーを輝かせてくださいね!

そんなメッセージを込めて、この作品を描かせていただきました。

オーダーくださったMさんに、心より感謝してます!

Thanks!



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