「過去世」というものがあって、ご縁の糸もそこから繋がってきている。
そう考えた方が、理解しやすいことが多いって思うんです。
これまでの世の中って、そういうことを言うと、オカルト扱いされちゃったりしてきたので、実感があっても、あまり他人に言わないようにしてきた人も多いと思うんです。
頭では、科学的に実証されていることが真実で、目に見えないものは迷信として分類して生活している。
でも心は、輪廻転生や魂の存在を自然に受けとめていて、その実在を信じている。
そんな感じで、頭と心の、建前と本音を使い分けるような「不自然な関係」が、ずっと続いてきた気がするんです。
でも風の時代を迎えて、この壁が少しづつ崩されてきたように思います。
時代の風が、意識の壁を砂に変えて、サラサラと崩していくような、そんな印象を持っています。
以前より、ずっとそう言うことを話やすくなったし、共感も得られやすくなってきた気がするんです。
星読みセッションでも、意図せずそう言う深い話になることが多くて。
実感として壁がなくなってきているんだなー、と思っています。
量子力学などの最先端の科学が、明らかにしてきている世界は、結局のところ、古来から人々が大切にしてきた祈りの世界と、同じ所にたどり着いているように、私には思えるんですよね。
結局、遠回りして元の場所に戻ってきたんだと思います。
目に見えている物質世界は全てではないし、人間が頭で理解できている世界なんて、わずかな範囲でしかないんです。
心に宿されているパワーや、魂の存在抜きには、何も語ることはできないと、あらためて思っちゃうんですよね。
占星術の中の輪廻転生
「占星術」にも様々な流派があります。
私がこのブログで「占星術」という言葉を使う時、指しているのは「西洋占星術」です。
その中でも、私が実占しているのは「現代占星術」という括りになります。
「西洋」という言葉がついていて、さらに「現代」という言葉もつくので、アジアの考え方とは距離がありそうだなって、一見思うじゃないですか?
でも、アジア的な「輪廻転生」の考え方って、実は「現代占星術」の中に組み込まれているんですよね。
「過去世」と「今世」のつながりを見る時は、ホロスコープ上の、月と太陽の通り道が交差する点を読んでいきます。
これを「月のノード」と呼ぶんですけど、そこから「過去世」から「今世」に、どんなものを持ってきているのかを知ることができます。
(初見の方は、えっ何じゃそりゃ?という感じだと思います。そういうのがあるんだなーぐらいな感じで、読み進めてくださいねー)
それを踏まえると、その人への理解が一気に深まるんですね。
おそらく、本人もうすうす理解している、あんな癖やこんな性質。なぜかいつも無意識に向かってしまう、人生の方向性。
その理由が、そこに表れていたりするんです。
My Hero
この作品は、ある方の幼少期の姿を、「ロボボーイ」の姿を借りて絵にしてみたものです。
音楽が大好きで、ストリートライブをやって道ゆく人を魅了して、周りの大人を驚かせていた、そんな早熟なギター少年の姿です。
年齢に見合わない行動や、能力の発揮をそこに感じます。
「過去世」から持ってくるものの中に、能力の素地も含まれているんじゃないかなって、思ったりするんですよね。
その持ってきた能力が、いつ発揮されるのかは、人生の流れによって変わるのだと思います。
若い内、とりわけ幼少期に発揮される能力は、彗星のように一瞬の輝きでその季節を彩って、通り過ぎていくものであることも、多いと思います。
私にとって、それって実は「絵」だったんですよね。
幼い頃に絵で賞を取ったり、子供雑誌に作品が掲載されたりしてたんです。
でもその記憶を、ずっと忘れていたんですよね。
無意識に、その能力を引き出しにしまって、封印したのかもしれません。
過去ではなく「今世」を生きるために。
私の元にこの能力が帰ってきたのは、三十路を過ぎてからのことです。
その当時、人生に迷い自分自身を見失っていた私を、救ってくれたのは、ただただ「絵」を描くという行為でした。
絵は人生の途中で、疲れ切って動けなくなっていた私の元にやってきて、傷を癒し、再び立ち上がる力を与えてくれました。
「過去世」の私が「今世」の私のピンチを、救いにやって来てくれたのかも知れません。
輪廻転生を繰り返してきた私たちの魂の中には、いろんな自分自身がいて、「今世」の自分を生きていく上で、力を貸してくれているのかも知れない、と思ったりするんです。
そういう意味で、きっとヒーローは自分の内側にいるんです。
だから心配せずに、今を生きていってね!
そんな想いを込めて、この作品に「My Hero」というタイトルをつけさせていただきました。
この作品をオーダーくださったMさんに、心より感謝してます!
Thanks!