星読み絵描き

もとっちノート


窓辺の天使

星読みセッションをしている時、よく言われることがあるんです。

「こんな大事なことを、何で今まで誰も教えてくれなかったの?」

「もっと(ホロスコープから分かることを)早く知っておきたかった!😭」

私に星読みをご依頼いただく方は、40代〜60代の方が中心なのですが、こうした想いを口にされる方が多いです。

そのお気持ちは、私自身、とてもよく分かります。

私も占星術に出会って、自分のホロスコープを読んだ時、衝撃を受けるとともに、やっぱり同じことを思いましたから。

長年、自分を束縛してきた意識の囚われが、どこからくるのか。

どこに向かって人生を進めれば、本当はもっと充実感を得られるのか。

自分の人生の本当の意味とは、何なのか?

こうしたことが、ホロスコープをひも解くことで、なんのてらいもなく、鮮やかに目の前に並べられるので。

それまでの戸惑って足踏みしていた人生の時間を思うと、「あちゃー…Orz」という気にもなるわけです。

そういう気持ちになっているだろうなー、という人に対して、私がいつもお話ししているのは、「充実した時間は、ただ過ぎていく時間とは、体感時間が全く異なりますよー」ということです。

私自身、絵描きとして独立してからの時間は、それまでの人生の時間と比べると、だいたい4倍くらいに感じるんです。(体感ですけどね)

自分で自分の人生のハンドルを握って、本当にやりたいことをやっていると、時間ってとても密度が高くなって、濃密になるんです。

だから、「本気で自分のやりたいことに向き合って、自分の人生を生きる!」という決意をすれば、あと20年生きる予定の人は、20年✖️4倍(私の体感)で、体感時間では80年(!)くらいあるんじゃないですかね、きっと。

だから、ポジティブに考えていきましょー!

と、お話をさせていただいてます。

この話や私の気持ちに偽りはないんですけど、それでも時々、ふっと「もしも、もっと若い頃に自分のホロスコープの内容を知っていたら、どんな風だっただろう」と、考えることがあります。

だから、そういう気持ちとっても良く分かるんです。

みなさんに、ちゃんと聞いたことはないんですけど…「では、何歳で、自分のホロスコープの内容を知れたら良かったですか?」と質問したら、おそらく多くの方は30歳前後って言うんじゃないかな、って思うんです。

わかりやすく、最初の人生のターニングポイントがやってくる年齢ですからね。

窓辺の天使

この作品をオーダーくださったWさんは、これからまさにこの年代に、入っていこうとしている方です。

人生の最初のターニングポイントを迎えていく時期に、占星術に興味を持たれて、私にご連絡をくださいました。

最近、若い方とお話しする機会が多くなってきているので、もしかすると占星術に興味を持つ若い方が増えているんじゃないかなーと、個人的には感じたりしてます。

とても良いことですよね。

ちょっと上の世代だと、物質主義や科学万能主義を、子供の頃から刷り込まれて過ぎてしまっているので、そこから自分を解放するのに、まずは一苦労という感じだと思うんです。

私が接している範囲で、と言う話にはなりますが、それに比べると若い人には、精神世界に対する、素直で開かれた感性の息吹きを感じます。

時代としても、物質的な生き方が過去のものになり、精神性にシフトしていく過渡期に入っています。

感受性が若く柔らかい方が、スッと新しい時代の風に乗っていけるのかなー、と思ったりします。

ちょっと羨ましいですよね、上の世代からすると。

こうした新しい時代を創っていく世代の方に、少し早く地球にやってきて、あれこれ経験してきた私が、どんなバトンを渡せるだろう?

ちょっと大袈裟かも知れませんが、若い方と接する時って、やっぱりそれを考えてしまいますね。

Wさんには、私が30歳頃に知っておきたかった、と思うことを、素直にお伝えしたつもりです。

占星術で言う、土星回帰のこととか、太陽を獲得する年齢の話とか、30歳前後で知っておけたら良かったなーと思うことを、お話しさせていただきました。

ご自身のホロスコープに興味を持たれている時点で、素晴らしい感性のアンテナが立っていると思いますので、きっとWさんの未来は明るい🌟と思います。

作品に描かせていただいた天使が、Wさんのこれからの人生を優しく見守ってくれる、そんなイメージで、この絵を仕上げさせていただきました。

キャンバスの側面まで塗るのが、私の流儀なのですが、このやり方が今回の窓のモチーフと、ぴったりあった👍感じがしています。

生きていれば、雨の日も風の日もありますけど、心の窓辺にはいつでも、降り注ぐ太陽の光を感じていて欲しいなー、という想いを込めたつもりです。

この作品をオーダーくださったWさんに、あらためて感謝してます!

Thanks!



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