星読み絵描き

もとっちノート


占星術と運命論(パート2)

人の人生に「運命」という筋書きは、確かにあるように思えるんですよね。

そしてそれは、宇宙の星々の運行と関わっている。

星読みをやってきて、どうやらこのことに、疑いの余地はなさそうだ、という結論に至っています。

第三者である私が、ホロスコープを読むだけで、ご依頼いただく方の現在の心の状態だったり、体験して来た出来事や人生の流れだったり、そういったものに迫れてしまう、ということ自体が、普通に考えて、運命という筋書きを前提にしないと、考えられないことなんです。

私は、超能力を使って見ているわけではないので…(笑)

水晶玉に映して透視しているとか、そういうことではないんです。

あくまでホロスコープに現れる、星々の幾何学的な配置とにらめっこしながら、占星術の理屈を駆使してそれを読み解くことで、その人の人生を垣間見れてしまうんです。

これは本当に驚くべきことで、「人間存在とは一体何なのか?」という根源的なテーマに導かれていくのですが、これは読者を置いてけぼりにしかねない、深遠すぎるテーマなので…💧

今回はここで止めておきます。

ただ言えることは、星読みの目から見て、人の人生にとって運命というものは、確実に設定されているように思える、ということです。

ただし、それは映画やドラマの筋書きのようなものではないように思えるんです。

おそらくは、人生の進行状況に応じて、イベントが可変的に設定されていくものなのではないかと感じています。

体験するべき出来事のテーマはあらかじめ決まっているのですが、その出来事の具体的な内容は、人生の流れや、その時々の選択で変わっていく、ということです。

例をひとつ挙げてみますね。

私は若い頃に、それまで縁もゆかりもなかった沖縄に単身移住した、という経歴を持っています。

ホロスコープを読み解いてみると、その時、私に強く影響を与えていたのは天王星という惑星です。

この惑星の影響を受けて、占星術的に言えば「場面転換」を表す出来事が、人生に最も起こりやすいタイミングで、私は沖縄に移住していました。

運命に背中を押されたとしか言いようのないタイミングで、自分でもよく分からないけど切実な衝動に従って、移住を決行していたんです。

もちろんこれは後から、検証して分かったことです。

でも、自分の人生の転換点の裏側に、あまりにも直接的な惑星の影響が垣間見れたことは、驚きでした。

おそらくこの時の私と同じ天の配置でも、その影響が人によっては「転勤」や「転職」という形で現れるのだと思います。

また、それまでの人生でしてきた選択によっては、別の場所への「移住」に変わったりするのだと思います。

運命のプッシュ通知

星読みをしていて感じるのは、この「運命のプッシュ通知」を、みんなうすうす察知しているのではないか、ということです。

第六感というものがあるならば、そこで星の運行が、運命の汽笛を鳴らすのを、人は聴いているんじゃないかと思うんです。

言葉にはできなくても「なんとなく変わらなきゃ」とか、「そろそろ自分の本質に立ち返らなきゃ」とか、そういうプレッシャーを感じて、星読みをご依頼いただく方が多いんです。

そしてホロスコープを読むと、まさに星の運行の上でも人生の転換点を迎えている、というケースが多いんです。

私の仕事の大部分は、この人生の転換点を、星読みの視点から客観的に読み解いて、ご依頼者さまにGOサインを出す、ということだったりします。

精神的にいちばん不健康なのは、おそらくこの運命のプッシュ通知を無視して、それまでの生活を続けることだと思います。

それまでの人生に留まる理由は、頭で探そうとすればいくらでも見つけられるはずです。

でも究極的には、遅かれ早かれ、自分にとって必要な出来事は、人生の中で、体験することになっているんだと思うんです。

「運命」を料理している天のシェフは、前菜からデザートまで、完璧な順番でコースを体験して欲しいわけです。

目の前に運ばれた皿を平らげてしまうまで、魂が求める課題は、何度も姿を変えながら、あなたの前に運ばれてくるのだと思います。

運命の波にのるサーフィン

人の人生って、一つの方向に向かって積み上げ式で進んでいくような、単純なものではない、と思うんです。

一歩進んで二歩下がることもあるし、紆余曲折がある方が自然だと思うんです。

一つの山を登り切ったら、次は下山を体験する必要がありますし、急に大学に行って勉強したいっ!というような、自分でも訳がわからない衝動が、ある日突然やってくるかも知れません。

あなたの魂の要請に応じて、体験するべき出来事が次々にやってくるんです。

だから、それを魂が求めているなら、これまでやって来たことを捨てて、新しい人生を始めるということは、ごく自然な選択なんです。

サーフィンのようにやってくる運命の波を、次々と乗りこなしていくべきなんです。

未来を人質にされた、灰色の世界に住む大人たちは、きっとこう言うでしょう。

「そんなことをしてしまったら、先々大変だよ。人生を計画的に考えて今は我慢しなさい」と。

星読み的に言わせてもらうならば、もし人生に設計図があるとするなら、それはホロスコープだけなんです。

おそらく生まれてくる前に、自分で決めて来ているものです。

生まれて来た後は、主人公としてそれを体験していくことだけが求められているし、逆に言えば、それしかできないんだと思います。

だから先々をあれこれ考えて、不安にとらわれて今を生きられないことこそが問題なんです。

スーパーマリオにたとえるなら、1面の途中でずっと足踏みし続けて、タイムアップを迎えてしまうようなものです。

今、目の前にやって来ている魂の課題に、集中するべきなんです。

今、目の前にある自分の運命の波に乗って、その波を十二分に楽しみ、味わうべきなんです。

そのための人生ですからね。

、、と、ここまで勢いよく書いてきたものの、海のものとも山のものともつかない状態で、何となく第六感的に感じている運命の流れを信じて、そこに身を投じるというのは、勇気がいることだと思います。

お品書きくらいは先にちらっと見たい、そしたらちょっと安心できる、というのが、偽らざる人の心理だと思います。

ホロスコープを読むことの意義って、それなんです。

自分の人生がどういう意図を持って設計されているのか。

自分の魂が本当に求めていることは何なのか。

それを客観的に知ることができるんです。

生まれた時に、こんな重要事項をすっかり忘れてしまっているのが不思議なのですが・・・まー、人生をドラマの主人公として体験するには、そうじゃないと色々と不都合があるのでしょうね。

このあたりは「神のみぞ知る」世界ですので、私たちは与えらた秘密の地図を有効活用して、人生を実りあるものにしていくのみだと思います。

こういったことに興味がある方、きっとお力になれると思いますので、お気軽にご連絡くださいね。

、、、ということで今回も最後まで読んでくれてありがとー!

Thanks!



error: Content is protected !!