星読み絵描き

もとっちノート


星読みって何なの?という方へ

先日、はじめてお会いした方に「もとっちさんって、占星術もやられてるんですねー!そういえば、占星術って何でしたっけ?占い?統計学?」と聞かれることがありました。

その時、思わず言葉につまってしまったんです。

そして簡単に答えるために「まー占いですねー…」と言って、その場を済ませてしまったんです。

「星読み」として「あちゃー💦」という大失態・・・(笑)なのですが、あらためて考えてみると、この問いかけって、なかなか究極的な質問だな、と思ったんです。

そしておそらく、私の絵や詩のファンになってくださった方の中でも、いわゆる占いなんでしょ?という、ステレオタイプな先入観をお持ちの方もいると思うんです。

その結果、私の「星読み活動」を、興味の対象から外してしまっている方もいるのではないかなと、思ったんです。

実際にホロスコープを読んでみる、という体験までたどり着けば、その違いは明白なんです。

でも、その前段で迷っていたり、足踏みしている方に対して、私の「星読み」がどんなものなのかをお伝えしようとする時に、何とも悩ましい、特有の伝えずらさがあることに気がついたんです。

そこで今回はあらためて、この問いかけに果敢にアタックしてみたいと思います。

この「占星術とは何か」を伝えるのを難しくしているのは、誰もが一度は目にしたことがある「12星座占い」の存在です。

「今日の運勢」や「ラッキーアイテム」を知れたり、「性格診断」できたりするアレです。

朝のテレビや、雑誌の中や、S N Sでよく目にするアレです。

こうした占いは、ホロスコープの中から太陽だけを取り出して、人の運勢や性格を診断するものなので、実はかなり極端に簡略化された占星術です。

血液型の性格占いが4種類のパターンなら、12星座の占いは12パターンです。

S N Sでよく流れてくる「射手座さんの性格は〇〇」みたいな投稿も、この類のものだと思います。

多くの方は、この12パターンの強引な当てはめが「占星術」なのだと、知らず知らずのうちに、刷り込まれていると思います。

ここを入り口にして、占星術に興味を抱く人がほとんどだと思うので、12星座占いが果たしている功績は、とても大きなものです。

でも、ホロスコープを読むという行為は、12パターンの性格分類にあなたを当てはめる、というようなものでは、本当はないんですね。

この12星座占いを通した、占星術へのイメージの刷り込みが、既に文化的に広く受け入れられてしまっていること。

私みたいな、ホロスコープをじっくり読み解きたいタイプの「星読み」にとっては、それが非常に悩ましい壁になっているんです。

で、占星術って一体何なの?

西洋占星術の一番シンプルな考え方でも、人の資質や運命の流れを、10天体×12星座×12ハウスというシステムで考えます。パターンで言うなら、単純計算でこれだけでも1440パターンです。

さらに天体と天体が、どんな角度でかみ合っているかを見ていきますので、それを掛け合わせると、12パターンの太陽星座占いとは比べようもないくらい、深遠な世界が広がっていきます。

さらに言えば、「サビアンシンボル」という、ホロスコープの360度すべての度数に、意味を持たせた詩文があるのですが、それを使って読み解くと、さらに×30倍の解像度(43200パターン)の世界になってきます。

私が今やっているのは、こういった「星読み」です。

ええ、とても難儀な世界です・・・(笑)

読み解くために必要な学習や、その労力を考えたら、読む側は本当に好きな人しかやれないと思います。

そこで読み解けるのは、あなたの資質や運命の流れ、無意識のコントロールといった、現在生きているあなたを構成している要素に、はじまり。

過去世と今世の繋がり、魂の進化の方向性といった、さらに深いスピリチュアルなレベルまで、含まれてきます。

いわば、あなたという存在の神秘を解き明かす、曼荼羅(マンダラ)なんです。

言い換えると、あなた自身の「取扱い説明書」です。

自分が考える主観的な「あなた」ではなく、客観的な天の視点から見た「あなた」のトリセツです。

だから「当たってる・当たってない」「ラッキー・アンラッキー」という様な、いわゆる占い的な表層の話では、本当はないんですね。

あなたという存在が、この地球の上で、心と身体を使って体験していくことの意味と、その真の目的を知る秘術なんです。

運命の神秘をひも解くツール、それが占星術だと私は思っています。

でもそれを伝えたところで、ポカーンってなっちゃうでしょ(笑)

、、という感じで悩ましいわけです。

物質主義的な現代社会に、あまり疑問を感じずに暮らせている方には、特別必要ないものだと思います。

でも、今の世の中や人間のあり方に疑問を感じていたり、精神的な営みの価値に気がついている方にとっては、宝島への地図になると思います。

自分の人生を変えたいと真剣に思う方にとっては、未知の可能性につながる秘密の扉を開く、マスターキーにもなると思います。

ちょっと堅苦しく書いてしまいましたが、宇宙の神秘を感じられる、面白い世界なんです。

それを詩人であり絵描きである私の感性を通して、アウトプットさせていただく、というのが私の「星読み」のコンセプトです。

同じ楽器でも誰が弾くかで音色が変わるように、占星術師の感性でホロスコープから何を引き出してくるかは、変わりますからね。

そこが占星術とアートが繋がっている点で、一番面白い部分だと思っています。

こういう「星読み」をぜひ体験してみたい、という方はご依頼いただけたら嬉しいなー、と思います。

、、ということで、今回も最後まで読んでくれてありがとー!

Thanks!



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