占星術の世界で、「太陽」は「自我・自意識」を表すとされています。
雑誌やテレビの「12星座占い」でおなじみの「太陽星座」は、あなたの「自我・自意識」のあり方を表している、というわけです。
でも、そういった占いに書かれている太陽星座の性質が「いまいちピンとこない」という方も、けっこう多いんじゃないかな、と思うんです。
牡羊座だったら「リーダー気質で、明るくシンプルな性格」みたいなやつです。
蟹座だったら「優しくて母性的な性格」みたいなやつです。
「12星座占い」は、商業メディア向けに作られているものなので、キャッチーにする為に単純化されすぎている、というのもあると思うのですが・・・。
当たっている所もあるけど、うなずけない所も多々ある、というのが本音の所ではないでしょうか?
でもこれが面白いのは、そういう人が「月星座」を調べて見ると、しっくりくると感じるケースが多いことなんです。
太陽星座と違って、多くの人は自分の「月星座」を知らないのに、ですよ。
「私は〇〇座だから、占いではこういう性格なんだよね」という、事前の刷り込みが全くない状態で、そう感じるわけなので、なおさら驚きがあると思います。
こんな所からも、目には見えない月の影響を感じることができます。
しんどい生き方
この不思議な月星座の性質は、子供時代に母親との関係性で作られる性質、とされています。
自分の意思とは関係なく、自動的に備わってしまう性質です。
と、いうことはですよ・・・ショックを受けないでくださいね。
月星座の性質がしっくりくると感じる人ほど、人間的にあまり成長できていない、と言えるのかもしれません。
すかさずフォローしますけど、多かれ少なかれ、皆そうなので心配はいりません!おこらないでね💦
(って言うのも、なんだか変な話なんですけどね…笑)
占星術を知って、月の呪縛から自分を解放するまで、私もそう感じていました。
これは、個人の問題ではなくて、世の中の仕組み的に、そうなっちゃってるのだと思います。
これまでの社会では、個人の意思の力を伸ばすことよりも、周囲の期待や世間の基準に合わせることが、求められてきたと思うんです。
月星座の性質は、人間に備わった受動的な性質です。
いくら歳を重ねても、大人になれない部分です。
そういう部分なので、人をコントロールするには都合の良いウィーク・ポイントになってしまうんです。
月星座の自分で生きている人は、他人のコントロールを受けやすいし、自分ではそれに気がつきづらいんです。
だから月星座の自分で生きていると、しんどくなるんです。
もともと母親の期待に応える為に、無意識に形成された「がんばりやさん」の自分ですからね。
その「がんばり」の裏側には、母の愛への渇望や、周囲からの承認を得られないことへの恐怖心が、貼りついているわけです。
占星術では、月は7歳までの子供時代の自分とされていて、それ以降、成長することがない能力を表している、とされます。
だから、いくらがんばっても無理があるんです。
「自己犠牲的にふるまえる、誰にでも優しい人でいなければならない」とか(月魚座)
「周りの人より出来る、しっかりした私でいなければならない」とか(月山羊座)
無理なことに取りつかれているから、負の感情の温床になりやすいんです。
嫉妬や妬み、自己憐憫(じこれんびん)、虚無感。
こういった感情の根っこには、月星座の性質に起因した、心の傷があることが多いと思います。
自分の中にある、大人になれない、傷つきやすくて限界のある性質。
そこを土台にして、大人の自我を立ち上げようとするから、無理があるわけですね。
でもそんな自分もまた、自分自身なんです。
切って捨てるわけにはいかないんです。
だからこそ、まずは自分の月と向き合って、その傷を癒すことが先決なんだと、私は思っています。
その上で、太陽を生きるという「別の選択肢」がある、と言うことを理解することが、呪縛を解くための鍵なのだと思います。
心の岩戸開き
自動的に与えられる月星座の性質に対して、太陽星座の性質は、人生の中で獲得していくべきもの、とされています。
太陽星座「獅子座」の人は、最初から獅子座的な人格なのではなくて。
自分の中のライオンを呼び覚まして、鍛えて、獅子座的な資質を、人生の中で獲得していくことが必要なんです。
そういう人生を選ぶと、最も輝くことができて、充実した人生になるということです。
あくまで私の想像ですが、輪廻転生の場面で「自分が次にチャレンジしたい!」と願ったこと。
それが太陽星座に表れているのだと、私は思ってます。
だから、生まれつきの自分と距離があって、当たり前なんです。
どれだけチャレンジして来れたかが、太陽星座に対して感じる距離感に、表れてくるのだと思います。
でも、先に書いた通り、多くの人は知らず知らずのうちに、太陽ではなく、月を生きるように誘導されてしまうんです。
親の期待、周囲の期待を内面化してしまって、自分の欲求とそれを取り違えて生きて行ってしまうんです。
その状態におちいってしまうと、自分ではよく分からなくなっちゃうんですよね。
「太陽」
つまり、自分の意思で行動したり、物事を判断しているのか。
それとも「月」
つまり、自分を縛っている他人の欲求や、他人の目を気にした感情で、そう思っているのか。
「星読みセッション」で、ご依頼者さまとお話ししている時、この問題によくぶつかります。
でもご安心ください。
私から見ると丸見えなんです…(笑)
たいてい最初は月で喋ってますので、月の気持ちを吐き出していただいて、そこから太陽を引き出すと言う流れで、会話を組み立てさせていただいてます。
太陽が出てくる時って、ほんとスカッと気持ちいい、特有の感覚があるんですよね。
私の中では、神話の中の「天の岩戸(あまのいわと)」が開く、あのイメージです。
ある方は、月の気持ちを吐き出し切った後
「私は好きな絵を描いて、それだけで生きていきたいんです!」
と、いきなり仰いました。
思わずハイタッチしたくなるくらい、清々しい風が吹き抜けていく感覚でした。
それまで口に出せなかった自分の本心が表明される、その瞬間に立ち会える時って、私にとっても特別な喜びがあります。
その方には「私も出来たので、やりたいと本気で思うなら、きっとあなたも出来ますよ」と、答えました。
ある意味、私は占星術を使って、ご依頼者さまの、心の岩戸開きのお手伝いをする役目なのかも知れません。
太陽の自分が出てくると、その人の表情がみちがえるし、周りもパーっと照らされるような印象があるんですよね。
そういう人が増えていったら、きっと世の中が明るく活き活きとした世界に変わっていくだろうなって、思うんですよね。
新月生まれの方へ
ここまで読んでいただいて
「私、月星座も太陽星座もどっちも同じ星座なんですけど、こういう場合はどうなるの?」
、、と、思われた方がいらっしゃると思うんです。
悩ましいことに、新月生まれの方は、月星座と太陽星座が同じ星座になるんです。
こういう方は、悩まずに私に星読みをご依頼ください…(笑)
ホロスコープの全体像を細かく読み解くことで、必ず月と太陽の違いを、理解できるように導けると思います。
ご依頼いただく方の中で、新月生まれの方がけっこう多くいらっしゃって。
自分なりに実占を通して、考察を深めてきた部分なので、お力になれると思っています。

、、ということで、今回も最後まで読んでくれてありがとー!
月を癒やして、太陽を生きる。
そういう選択する人が、これから一人でも多くなることを願ってます。
Thanks!