今月の壁紙カレンダー

今月の作品のタイトルは「Back to the basic (基本に立ち返る)」です。
私にとって、立ち返るべき原点は、最初に作った絵本「こころのままに」の中にあります。
まだ人生で初めての個展を、東京浅草橋で開催する前。
そこから今日まで繋がっていく、すべての冒険がはじまる前。
誰に見せるわけでもなく、純粋に自分の心の中に広がる世界を、絵に描き、自分を励ますために古びた机の上で、詩を書き溜めていた。
そんな、あの頃の私を詰め込んだのが、「こころのままに」という絵本です。

今でもページをめくるたびに、あの時の「こころ」が蘇ってくる感覚があります。
そこから先のすべての未来の種が、10年前に作ったあの絵本につまっているって、振り返って感じるんですね。
「風」と「火」のコンビネーションの時代
今、時代の流れが早いじゃないですか。
激動の世界情勢の中で、日々、私たちは生きているわけですけど。
自分の人生も同じように、大きな変化のまっただ中にいる、そういう人も多いと思うんです。
内なる衝動が盛り上がってきて、普段だったらしないようなチャレンジをして、痛い思いをしてしまったり。
言わなくてもいいことを口に出してしまって、誰かと衝突してしまったり。
そういう「人生のぶつかり稽古?(笑)」みたいなことに、意図せずなっちゃってたり。
運命のスピードが加速して、ジェットコースターに乗っているような状態になっていたり。
やりきれないほどの仕事や、可能性に手をつけて、いっぱいいっぱいになっちゃってたり。
そういう人って、けっこういるんじゃないかな?と思うんです。
その心は、自分の内側から湧き上がってくるエネルギーが、「自分を刷新しようとしている」
「新しい自分像を創り出そうとしている」ということなんだと思うんですけど、まー、しんどくもありますよね?
(ええ、私も少なからず心当たりが…💦それで、アイコンも刷新したんですけどね)
普段、穏やかな人ほど、こうしためまぐるしく湧き上がる、内的なエネルギーに、翻弄(ほんろう)されやすいかも知れません。
今、私たちが体験しているこうした内面の激しい流れは、星読み的に言うならば「風と火のコンビネーション」によって、起こっていることなんです。
占星術で「時代を創る」と言われている惑星が、「風」と「火」の属性を持つ星座に、今、集まっているんですね。
「風」というのは、人間の知性や言語を使ったコミュニケーションを象徴する、そうです、いわゆるギョーカイ用語(笑)です。
「火」というのは、精神性の高まりを表す言葉です。
惑星のエネルギーは、知らぬ間に私たちに働きかけています。
そのエネルギーを受けて、みんなの「内なる心の炎」が「風」に煽られて、知らぬ間にほうぼうで燃え盛っている。
そんな状況なわけです。
だから、対人コミュニケーションには細心の注意を払いましょうね、と巷(ちまた)の占いのようにやんわりと言って、さらりと終わらせたいところなんですが…
そんな簡単な話でもないんですよね。
なぜなら、このエネルギーは、私たちに「新しい自分を掴むこと」を求めているからです。
新しい時代を迎えるために、「自分を刷新すること」を求めているからです。
次の楽園へ
だからこそ、ある意味「もう、しゃーないっすわー!!」と受け入れるしかない部分があるのだと思います。
だって宇宙の星々の配置がそうなっちゃってるんですから…(笑)
行き着くところまでいけば、かならず次の調和にたどり着けるはずです。
破壊と再生のプロセスは、次の自分を掴むために必要なものだし、「風と火の時代」の先には、次の楽園が待っているはずです。

今月の作品「Back to the basic (基本に立ち返る)」には、そんな時代の激流のなかで、もしも迷子になっちゃった時に、あなたに思い出してほしいメッセージを込めて描いています。
自分の基本に立ち返ることが大事だよ、というメッセージです。
最初の想い、最初の志、最初の一歩を踏み出した時の気持ち。
そこに戻ることができれば、どんなにめまぐるしい変化の中でも、迷うことはないと思うんです。
きっともう一度立ち上がって、真っ直ぐに歩んで行けると思うんです。
私にとってそれは、最初の絵本「こころのままに」の中に刻まれている想いです。
タイトル通り、自分の心のままに生きたい!という気持ちなんですけどね。
そこに立ち返れば、なんどでもやり直せる、そう思えるんです。
きっとあなたにも、そう言う原点があるはずです。
それをぜひ、大事にしてくださいね!

、、、ということで、みんなの10月が素敵な月になりますように🌟
今回も最後まで読んでくれて、ありがとねー!
Thanks!