THANKS! 2021

 

記憶が上書きされてゆくスピード。

年末の街に戻って来たにぎわいの中にいると、その速さに驚いてしまうけど

こうやって一年を、今年も無事に振り返れていることが、何よりも素晴らしいことだと思います。

 

本当に一年お疲れさまでした。

今日ゴールを迎えられた自分を、たくさんいたわって褒めてあげてくださいね。

 

2021年、大変な一年だったと思います。

 

秋口から少し世の中の空気が変わって、ムードも気分も少し軽くなってきたとは言え、一寸先の世の中がどうなるかわからないっていう不安は、どこかにずっとあった一年だったと思います。

 

目の前に広がる灰色のくもり空を見上げて、読めない先の天気をどうにかこうにか読んで。

「くもりのち晴れ」を期待する心とは裏腹に、パラパラと視界をさえぎるように降り出す雨。

 

それでも雲間から時折のぞく光の筋を信じて、一歩一歩、どうにか歩いてきた一年っていう感じだったかも知れません。

 

でも、その光の筋を信じる力は、知らない間に、だいぶタフに磨かれてきている気がするんですよね。

限られた範囲や限られた生活の中でも、自分なりに楽しみを見つけたり、明るい光をどこかに見出すことができる力は、この2年でけっこう育まれたんじゃないかなって思います。

 

得ているものも、ちゃんとありますね。

激動の時代をのりこえて、ここまできているわけだから!

 

どうしても減ってしまう運動量のせいで、筋力はちょっとだけ減ったかも知れませんが、、(笑)

心の内側に光を灯す力をアップできたということで、良しとしましょうねー!

 

 

 

個人的には、画業で独立してから3年目の節目の年だったんです。今年は。

「石の上にも三年」っていうでしょ?、、あれですよ。(笑)

 

今だから言えますけど3年前、それまで務めていた会社を辞めて、会社員を卒業した自分の頭の中には、それっぽい3年計画というか青写真がありました。

 

3年以内に「もとっちカンパニー」的な自分の会社を設立して、スタッフも何名か雇って、絵本も全国流通させて、もっと大きな美術館や会場を回って、そのためにはこれくらいの規模の予算を組んでこういう手続きが必要で、、みたいなそういうやつです。

 

でも、それがもし全部キレイに計画どおりになっていたら、私は今頃、もう筆を置いていて、辞めていたかも知れないなーって、振り返って思うんですよね。

 

結果としてその計画は、最初の数ヶ月であっけなく頓挫して、そこから先は一人の旅人・一人の絵描きとして、運命としか言いようがない人生の流れの中に押し出されました。

 

そこには挫折と再起があったし、それまでの人生で味わったことのない大冒険が待っていました。

身体ひとつ、心ひとつで、なんとか一寸先の光を追いかける生活。

一回一回の制作に、一回一回の個展に、自分の全てをかけて、前に向かって繋げていく生活。

自転車操業そのものなんですけど。

でもその生活の中で、生き返ったんですよね。自分のたましいが。

 

アートを通じて、出会っていく人たち。

 

自分の表現を、心で受け取ってくれる人たちの笑顔と涙。

 

受け取ったみんなの心が、自分の内側に眠っていた意思を呼び覚まして、エネルギーに変わっていく感覚。

 

自分の精神的な旅路が、絵や詩に刻まれていって、それに感応したみんなの感情がまた自分のもとに返ってきて、次の旅に向かわせてくれる。そういう不思議な回路が開いて、本当になりたかった自分に、一歩近づけた気がしたんです。

 

 

相変わらず肩書きもないし。

名刺も「かるた、、(笑)」だし。

足元は履き潰したコンバースだし。

ビジネスクラスどころか、いつもお世話になっているのはLCCの格安チケットだし。

スタッフはいないから、時々見かねた常連の皆さまや、ギャラリーの皆さまが温かい手をさしのべしてくれたり(感謝してます!)、これまでの旅のセキュリティーチェックのシールが大量にはられた、年季が入ったキャリーケースを自分で引いて会場に向かって、自分一人で設営して会場の扉を開けて、個展をOPENしてる。

 

でもそれでも、全国で待ってくれている人がいて、迎えてくれる人がいて、そこに向かってアートを作って持っていけること。

それがどれだけ自分を幸せな気持ちにしてくれて、自分を鼓舞してくれているか、わからないくらいなんです。

本当に心から感謝しています。

 

 

「Don’t Think , Feel(考えるな、感じろ)」 というカンフーマスター ブルースリーさんの名言。

まさに、あれでしたね。

 

自分らしい人生の一歩を踏み出す前に、あれこれ悩み続けて、若き日の列車を乗り過ごした自分にとって。

必要だったのは完ぺきな計画じゃなくて、ちいさな勇気と、想像もつかない(けどきっと素晴らしい)世界に身を投じて、どんなことがあっても自分なりに受け止めて、どんなものが来てもそこに光を見出して、それを味わって楽しもうっていう姿勢だったと思います。

 

ズッコケても、また立ち上がって前を向ける、そういう気持ち。

 

 

 

(やや強引ですが、そろそろ結びなので、、)最初の話に話を戻すと、この2年ってきっと誰もがそれまでの計画とは違う時間を、過ごさざるをえなかった2年だと思うんです。

 

先の見えない状況になんとか耐えて、その中で、小さくても心を照らしてくれる光を探して。

同じ境遇の人どおし、お互いに声をかけあって、勇気を分け合って、なんとかこの状況を乗り越えて来た。

 

そういう日々を過ごして来たことは、決してムダにはならないと思うんです。

心の力はきっと増しているんです。

 

来年がどんな一年になるのかわからないですけど、きっとここまで培ったその力がこれから先、進む道を照らすライトになってくれると思います。

 

またきっと春はやって来るから。

 

来年も、ともに歩んで行きましょうね!

THANKS!!

 

 

 

いつもtwitterやインスタやwebで応援してくれてるみんなに。

(ほんとはもっと自分のアートを知って欲しいゼ!)沖縄のみんなに。

2年ぶりに再会できた名古屋のみんなに。

緊急事態宣言下の厳しい状況の中でも、足を運んでくれた大阪のみんなに。

活動初期からずっと応援してくれてる心のホームタウンのひとつ、神戸のみんなに。

 

そして今年の私を本当に救ってくれた、東京個展に集ってくれたみんなに。

5月も12月も、会場の熱気も歓喜も、そこでみんなが見せてくれた笑顔も涙も、自分の心をすくい上げてピッカピカにしてくれました!心から感謝してます。

(愛する街、横浜には今年行けなくてごめんよー!でも横浜のみんなのパワーは、間違いなく今年も自分を支えてくれました。爽やかな横浜の風が、今年の東京個展会場にも吹いてました!)

 

 

心から感謝を捧げます。

 

本当に一年ありがとう。

PEACE , ONE LOVE!

 

良いお年をー!

motocchi

2021.12.31