webで読む大人の絵本

びーとと魔法の帽子 (第3話)

心の雨の雨やどり屋さん

お家にかえってきてからカオリちゃんは、ごはんをたべたり、絵本をよんだりしました。

でも思い出すのは、あのしましまの帽子のこと。

「やっぱり、つのがはえたわたしには、あの帽子はかぶれないのね。」

カオリちゃんのほほに、なみだがこぼれました。

 

その時、どこからともなく小さな声が聴こえました。

「こんにちは。ぼくはびーと。てるてるぼうずの妖精だよ。」

カオリちゃんが目を開けると、ちいさなこが目の前にたっていました。

 

「こんにちは。わたしはカオリっていうの。」

「泣いていてごめんね、今かなしいきもちなの。」

 

びーとは、こういいました。

「ぼくはね、こころの雨の雨やどり屋さん。」

「はい、これあげるよ。」

 

びーとの手には、あのしましまの帽子がのっかっていました。

 

 

カオリちゃんは、驚いていいました。

「手品みたい。うれしいわ、ありがとう。」

「でもね、わたしの頭にはつのがはえているから、かぶったら、その帽子をきずつけてしまうわ。だから受けとれないの、ごめんね。」

 

びーと と魔法の帽子(第4話)につづく

びーとと魔法の帽子 (第4話) 星の魔法 びーとは帽子を、カオリちゃんのしっぽの先にのせて、いいました。 「だいじょうぶだよ。」 「ちょっとだけ、目を...