星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その9

春宵(しゅんしょう)のアマリリス

「スピリチュアル」と言う言葉を聞くと、身がまえてしまう方って、けっこう多いと思います。

何を隠そう、私もそうですね。

全部が全部そうではないのでしょうけど、人の信じる心を利用した、怪しげなビジネスも多いですからね。

処世術として、「君子、危うきに近寄らず」な方も多いのではないでしょうか?

しかし人間って「霊長類」と言うくらいなので、本来、目には見えない直観やエネルギーを感じることって、自然なことなんじゃないかな、と思ったりもするんです。

大いなる自然の力に畏怖を感じて、目には見えないものを敬う心を持てること。

それって「人間を人間たらしめている」特徴でもありますからね。

精神性への回帰

このブログを読んでくれている方は、たぶん昭和生まれの大人の方がメインだと思います。

その前提で言うと、子供の頃に受けた教育って、人間のそういう素朴な信仰心だったり、心の世界を否定するものだったと思いませんか?

科学が、宇宙や人体のすべてを解明してくれる。

科学の合理性の下で、医療も学問も発展して、生活を豊かにしてくれる。

そういう戦後に輸入された価値観で、人々が自然とともに暮らしていた頃の心の世界が、上書きされてしまったんだと思うんですね。

でもそれから数十年経った今、科学が実は万能ではないと言うことに、うすうすみんな気がついてきていると思うんです。

マスメディアが見せてきたイリュージョンから、ようやく目覚めて、実際のところは、この世界には人間には分からない領域の方がはるかに大きい、と言う事に気がついてきていると思うんです。

だって私たちは、自分の肉体が滅びたあと、どこに行くのかすら分かってないんです。天才科学者も、高名な教授も、誰も本当のところは分からないんです。

それだけでも、この世界が未知の領域に溢れていること示しています。

そして科学の発展と一緒に成長してきた、物質主義的な社会は、今、曲がり角にきていると思うんです。

「物質主義では、人間は本当の意味で幸せにはなれない」ということに、多くの人が気がつき始めているのではないでしょうか?

精神性を失い、人々が孤立してしまった現代社会に、多くの人の心が傷ついていますよね。

だからこそ、心の世界、スピリチュアルな世界に興味を持たれる方が増えているのだと思います。

魚座の感性

なんでこんな話をしているかというと(毎度毎度、前置きが長くて、ごめんよ!)今回は、「魚座」の話をしたかったからなんですね。

「魚座」という星座は、占星術の世界ではスピリチュアルな感性を表す星座とされています。

目には見えない世界とのつながりを、直観として理解できる、そういう性質です。

「魚座」を表す星座の絵って、魚二匹の尻尾がヒモで結ばれている絵が多いのですが、そこに象徴されているのは「あなた」と「私」が繋がっている、という感覚だと思います。

相手の痛みを、自分の痛みのように感じる感受性。

雨に濡れている人がいたら、一緒に自分も雨に濡れてあげる、そういう感性ですね。

私の友人を見ても「魚座」の感性が強い方って、そういう感じだなーと、思います。

だからこそ傷つきやすく、苦しむことも多いんじゃないかな、と思います。

でも、今のような社会状況の中で、こういう感性ってすごく大事だと思うんです。

もう一度、人と人とが、心と心を繋げていくために。

これからの社会を、人が人として「心を持った人間として」共存できる世の中に、変えていくために。

そのために「魚座」の感性が、きっと必要とされているのだと思います。

作品の制作イメージ

この作品をオーダーくださったSさんは、太陽星座「魚座」なのですが、これまでの人生を土台にして、「魚座」の性質に向かっていく道筋を、ホロスコープから読み解くことができました。

Sさんの人生の振り返りの機会にしていただけて、とても光栄でした。

Sさんは、ずっと昔から私を応援してくださっている方なのですが、時折いただくメッセージから、四季や自然の美しさを、心から愛されている事が、伝わってきていました。

今回、Sさんの「花鳥風月」を慈しむ心を表現してみたいと思って、制作にあたりました。

星読みセッションの中で、こちらの作品が好きだと言ってくださったので、この作品をベース描かせていただきました。

春の満月の夜に咲くアマリリスと、それを慈しむ「レオン」の姿に、その心を表現してみたつもりです。

この作品をオーダーくださったSさんに、あらためて感謝しています!

Thanks!



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