星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その8

「月花の純真 〜Innocent Crescent Moon〜」

子供時代のあなたの姿を、覚えていますか?

人は大人になっていくうちに、幼い頃の自分の豊かな感受性を忘れていきます。

社会性を身につけることと引き換えに、その自由で豊かな感受性にふたをするんです。

でも、忘れたはずの子供時代のあなたは、実は心のどこかで、あの日の姿のままずっと生きていて。

大人になったあなたに気づいてもらえる日が来るのを、きっと待っているんだと思います。

人生の正午

人生の折り返し地点を過ぎたあたりから、急に自分の人生の限界が見えてしまったような感覚にさいなまれたり。

それまで頑張ってきた事や、やってきた仕事がむなしく感じられたりして、心を病まれてしまう方がいるそうです。

ユングの心理学ではこれを「人生の正午」と呼んでいるそうです。

別名「中年の危機」とも言われます。

この「中年の危機」がなぜ起こるかというと、大人になって社会人として生 きていく中で、無意識に抑圧してきた「隠された欲求」によるものだとされています。

この無意識に抑圧してきた「もう一人の自分の欲求」を、「シャドウ(影)」と呼びます。

「中年の危機」を乗り越えるためには、シャドウになってしまっている欲求に気がついて、満たしてあげる必要があるんですね。

シャドウに向き合い、それを心理的に自己統合していくことが、その解決には必要だと言 われています。

女性の中にも男性性があったり。男性の中にも乙女なハートが隠れていたりするのが、心の中の世界です。

そういう一筋縄ではいかない世界なので、「シャドウ」って人それぞれ色々なパターンがあります。

その中でも、自分で封印してしまった子供の頃の感受性が、それに当たる人って、けっこう多い気がするんですよね。

身もふたもないことを言いますけど、今の社会で「大人の自分像」を保っていくのって大変じゃないですか。。

求められる「大人像」や「社会的にOKな人物像」の範囲が、極端に狭くなっている気がするんです。

そんなに遠くない昔、もっと大らかな時代があったことを知っている人ならなおさら、今の世の中が息苦しく感じますよね。

だからこそ、自分の中にある子供の感受性を、どこかで思いっきり、人目を気にせず伸び伸びと開放してあげる事って、今の時代の大人にとって大事な気がします。

好きなように絵を描くことも、鼻歌を歌うことも、子どものころ読んでいた絵本を読み返してみることも。

空を眺めて、雲の形を何かにたとえて遊ぶことも。

面白い形の葉っぱを探したり、どんぐりや松ぼっくりを拾いにいくことも。

自分の中の子供の感受性と戯れること。

スマホの電源を切って、母なる地球の自然に身をまかせて、ゆったりとした内側の時の流れを取り戻すこと。

ハードな社会で頑張っている大人こそ、ときどきそうやって、子どもに戻る時間を作った方が良いんじゃないかなって思います。

「シャドウ」の話を先に出してしまいましたが、あまり難しく考えずに、そういうところから、自分の心の内側からの声に、応えていったら良いんだと思います。

作品の制作イメージ

この作品をオーダーくださったNさんは、実はずっと占星術に興味があって、いつか誰かにホロスコープを見て欲しい、と思っていたそうです。

今回、とても光栄なことに「motocchiさんなら、きっと大丈夫だろう!」と思って、ご依頼いただいたとのことでした。

Nさんは、私と同じく太陽星座「水瓶座」の方です。

独創性と人類愛をテーマとする「水瓶座」の人の心の内側って、周囲から見てもそうなのですが、本人とっても少し分かりにくい部分があるのかなと、思ったりします。

私自身が同じ星座ということもあって、Nさんが持っている感覚を、理解できる部分が多かったです。

だからこそ、Nさんがこれまでご自身で調べた星占いの話以上に、きっと共感を持って、私の星読みの話を聴いてくださったのではないかな、と思っています。

この作品は、こちらの過去作品をベースに、Nさんの子ども時代の感受性をテーマに、描かせていただきました。

三日月がアクセントになって、子ども時代の純真を表現できたのではないかな、と作者的には思っています。

この作品をオーダーくださったNさんに、あらためて感謝してます。

Thanks!



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