星読み絵描き

もとっちノート


星読み絵画のご紹介 その14

「流れ星を探しに」

知らない間に、人は月にコントロールされて生きている。

ちょっと怖い話ですが、占星術のセッションを重ねてきた経験から、これはこの世の隠された真実のひとつだと思います。

自分の「月星座」を、ほとんどの人は知らないのに、多くの方は知らぬ間に「月星座」の性質が関係する仕事を選んでいます。

そして、ホロスコープ上の月が入っている場所(ハウス)に関係した悩みのパターンを、無自覚に生活の中で繰り返しています。

これが人生の豊かな体験や、充実感につながるなら話は別なんですけど、多くの場合、逆に働きます。

やってもやっても満足できなくて、欲求が暴走したり。

他人の評価ばかり気になってしまって、自己嫌悪に陥ってしまったり。

理由のない先々の不安にさいなまれて、今を生きている実感を得られなかったり。

「なんてこったい!オーマイガー!」って感じですけど、私たちは往々にして無自覚に、月のコントロールを受けて生きています。

どうしてこうなっているのか、本当に不思議なんですけどね。

隠されている月の秘密が、今の息苦しい社会の土台を形作っている、とさえ思うんですよね。

だからこそ、この事実を一人でも多くの人が知って、「太陽星座」を生きる人を一人でも多く増やしていくこと。

そして同じように、ホロスコープから読み解ける「過去世」のカルマを理解して、太陽と月の通り道の交点(ドラゴンヘッド)が示す「今世」の課題に、取り組んでいく人を増やしていくこと。

それが私が、占星術を通してみんなに伝えたいと思っていることなんですね。

、、とは言っても、月の影響を断ち切るということは、そう簡単なことではないんですよね。

月は子供時代に染み込んでいる世界観でもあるので、「月星座」の性質に惹かれてしまうのは、とても自然な反応なんです。

大人の意識で無理に抑えつけようとすれば、純粋であるがゆえに、かえってゴジラのように強大化しかねない、恐ろしい所もあると思います。

月も自分の一部なので、自己否定の道具にしてしまうと、それは違うのかな、と思っています。

月は愛でるもの

この作品をオーダーくださったSさんは、すでに「太陽星座」の方向に向かって、人生の舵を切っている方です。

「太陽」が示す方向性で、自己実現をしていっている方って、話すとすぐに分かります。

特有のカラッとした、明るい波長を感じるんですよね。

Sさんは、「月星座」が「さそり座」なんですけど、私と同世代ということもあって、月刊「ムー」が好きだった子供の頃の記憶を、思い返していただいたりして、共通する子供時代の話に花が咲きました。

「さそり座」が示すような、神秘的なものに惹かれたり、世界の不思議を探りたくなる感性。

それが会話の端々に顔をのぞかせると、なんだか私自身も子供の頃に戻ったような気持ちがして、お互いにクスクスっと笑い合える感覚がありました。

「太陽」を生きて自己実現していっても、「月星座」が示す感性って、失われないんだと思うんです。

「太陽」を生きる意思を持って、一皮むけた大人になれたなら。

自分の中の小さなモンスターである「月」との関わり方も、自然と変わってくるんだと思います。

私はまだまだ、小さなモンスターと格闘中ですけどね(笑)

この絵のテーマは、自分の「月を愛でる」ということです。

普段、責任あるお仕事を頑張っているSさんの中にある、「さそり座の月」を満たすような作品を描きたいなーと思って、制作させていただきました。

子供の頃に感じた、不思議な世界、神秘的な世界への憧憬。

それを時々愛でるような気持ちで、眺めていただけたら嬉しいな、と思っています。

太陽をバリバリ生きる大人にも、ときどき休息が必要ですからね。

この作品をオーダーくださったSさんに、あらためて感謝してます!

Thanks!



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