星読み絵描き

もとっちノート


ご縁の糸の話

いろいろな方の星読みをさせていただくようになって、気づいたことがあります。

私に星読みをご依頼して来てくれる方の中には、ひとつの共通する傾向があるなーと感じているんです。

その傾向とは、どこかに私に似ている要素を持っている、ということです。

それぞれ星の配置は違うけれど、同じような課題を持っていたり、世の中に同じような疑問を感じていたりする方が多い、ということです。

心の形が似ている方が、やっぱり集まってくれてるんですよね。

似たものどうしが引き合うんです。

これが、いわゆる「引き寄せの法則」の一番シンプルな理解だと思うんですけど。

星読みを通して一段深い部分を見せてもらうことで、本当に心の形が似ている者どうしが引き合っていくんだなー、と実感できました。

私が発信しているメッセージが起点になって、それまで他では話したことが無いような会話が、生まれたり。

ホロスコープを読み解かせていただくことで、新たな作品が生まれたり。

今まで個展に来たことが無い方とも、まるで以前から知っていたかのように、つながれたり。

このブログで、自分とよく似た他の人の人生の一端に触れて、刺激を受けてくださる方が現れたり。

そうやって、まるで糸と糸とをより合わせていくように、物語が編まれていくのを感じるんです。

私は水瓶座の性質が強いので、どこかでいつも、もう一人の自分が一歩引いた視点から、物事を観察しているんですけど。

そういう感覚から見ても、ご縁の糸がつながり、そこに物語が生まれ、展開が広がっていくことの、不思議さと面白さを感じます。

一年前に私が織り始めた、「星読み絵描き」という一枚の絨毯(じゅうたん)が、いつしか魔法の絨毯に変わり、たくさんの人を載せて星空への遊覧飛行をはじめている、そんな感覚を持っています。

ご縁の正体

人生の中で、自分と出会う人がいて、出会わない人がいる。

それを不思議に思ったことはないでしょうか?

「袖振り合うも多少の縁(そでふりあうもたしょうのえん)」という古い言葉がありますが、地球上には80億もの人がいるのに、実際に心を打ち明けられるような、深い関係になれるのは、限られた相手だと思います。

また、家族や兄弟、恋人のように、生活や人生を共にするようなレベルの相手も、限られた人ですよね。

あるいは、なぜか偶然にも、よく外でバッタリ出くわしてしまう友人って、決まってませんか?

こういうのを「当たり前」として流してしまわずに、なぜだろう?という好奇心を持って眺めてみると、そこには確率論で言えば、奇跡としか言いようがないことが、起こっていると思うんです。

ご家族全員のホロスコープを、読ませていただいたり。

自分の周囲の人間関係を、占星術的な視点から見てみたり。

そういうことをしていると、目には見えないご縁の糸のつながりというのは、本当にあるんだな、というのが実感として分かります。

人と人とが引き合わされる理由というのを、ホロスコープの中に見つけることができるんです。

それはおそらくは過去世からつながって来ていて、今世で意味を持って引き合わされている。

星読みの視点からも、そう私は思っています。

ルドルフ・シュタイナーという方がいます。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、哲学・神秘思想・教育・農業と言った幅広い分野で活躍した、知の巨人と言える方です。

シュタイナー教育(学校)として有名な彼の思想は、実は占星術に通じる部分がたくさんあるんです。

過去世と今世のつながりについても、色々な論考を残されているのですが、星読みの視点からそれを読んでみると、とても面白く感じられるんです。

シュタイナーは、「前世で人生の半ば(30代ころ)を一緒に過ごした人たちと、今世では家族になり、前世で家族だった人たちと、今生では人生の半ばに出会う(※1)」と、考えていたようです。

本当のところは、神のみぞ知るですので、真偽のほどは確かめようがありません。

でもひとつの考え方として、こういう視点から自分の人間関係を見つめ直してみると、面白いんじゃないかな?と思うんです。

出会った時になぜか懐かしく感じたり、不思議なほどスッと馴染んできたあの人やこの人の顔が、思い浮かぶんじゃないでしょうか?

そんな風に考えると「生きている」ってことの中には、本当に不思議なミラクルが満ちてるって、思うんですよねー!

、、ということで、今回も最後まで読んでくれてありがとー!thanks!

〈注記〉

(※1 )西川隆範さんの著書「あなたは7年ごとに生まれ変わる」を参照させていただきました。



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