星読み絵描き

もとっちノート


山羊(やぎ)座の時代の終わりに

突然ですけど、「普通の人」の範囲がどんどん狭められてるって、感じませんか?

人を分類する「それらしい用語」が、たくさん生み出されて、まるで工業製品のように人が分類されることに、私たちは無意識に慣らされすぎていると思うんです。

あなたはこういう行動の傾向があるから✖️✖️症候群、あなたはここが精神的にイレギュラーだから✖️✖️症の傾向があります。

というような感じで。

そうやっていくうちに、最後には「普通」に分類できる人が誰もいなくなっていた…(そしてAIだけが残った)

なんて、安っぽいSF小説のような結末が、想像できてしまうくらい、「普通」の許容範囲が、どんどん狭まっていっているように感じるんです。

この十数年で進んできた社会の変化は、本来もっと大らかだった人間観を、窮屈でつまらないものにしてきた部分があると思います。

そもそも私たちは、神話の世界にまでさかのぼれば、八百万(やおよろず)の神様とともに、暮らしてきた人々です。

「古事記」を読んだことない人には、ぜひ一読をオススメします。

そこには驚くほど自由で、個性豊かな神々の姿を見ることできます。

神々に八百万もの個性を見て、それだけでなく和・洋・中に飽き足らず、貪欲に世界中の食文化や価値観を取り入れて、和合させてきたという、すごい底力を持つ文化を私たちは持っています。

そんな私たちが、簡単に「人間」の許容範囲を狭めることを良しとしてしまうのは、ちょっと違うんじゃないかな、と個人的には思ってます。

人間って、そもそもデコボコなものだと思うんです。

マークシート・テストで分かるほど、単純な心の内側であるわけがないし、割り切れない想いや、色んな矛盾を抱えている方が自然だと思うんです。

理屈では割り切れなくて、しばしば自己矛盾を起こしていて、当たり前なんです。

「だって人間だもの」

(ご存知、相田みつをさんの名言を引用します)

みんな変でしょ?実は…(笑)

アナタのような謎の人物に言われたくないわー!と言われてしまいそうなので、この辺でやめますけど…

山羊座時代の終わりに

占星術的に言うと、この十数年は「冥王星山羊座(めいおうせいやぎざ)時代」(2008年〜2023年)と呼ばれます。

その名の通り、冥王星が山羊座にあった時代です。

簡単に言うと、この時代の価値観は「山羊座」的なものに支配されていた、ということですね。

山羊座という星座のキャッチフレーズは「I use(我、使役す)」です。

そのまんまですよね…💧

つまり、人が社会の歯車にされ、使役されていく時代だったんです。

実際に当事者として、この十数年を振り返ってみて、本当にそうだったなーと思います。

「使える、使えない」なんて言葉が、人に対しても使われてしまうような、そんな時代だったと思います。

情を大切にしたり、人徳や心のあり方を重視したり。

そういった、それ以前にあった時代の価値観を知っている人ほど、この時代を生きることは辛かったんじゃないかなー、と思います。

一応、山羊座の名誉の為にフォローしますけど、決して山羊座が悪いわけじゃないんです。

山羊座って、本来は真面目にコツコツ努力して、仕事を積み上げて現実社会で責任をもち、結果を出すことの素晴らしさを教えてくれる星座です。

でも、その価値観や力の使い方を、誤ってきてしまったんだと思うんです。ここまで十数年の社会は。

バランスがあまりにも、競争原理に偏ってしまったんじゃないでしょうか?

時代は変わる

でも実は、私たちはもうすでに、この競争原理に突き動かされた、山羊座の時代を終えているんです。

去年くらいから、色々と社会の空気が変わって来てますよね。

エンタメにしても政治にしても、今まで権威とされてきたものの裏側があらわになって、まるでボロボロと崩れ落ちていくような、そんなニュースが続いていると思うんです。

これって星読みの目から見ると、冥王星の動きと完全にリンクして起こっている出来事なんです。

新しい時代は、どんな感じになることが予想されるの?という説明は、また今度にさせていただくとして、今日ここで知って欲しいのは、「山羊座の時代を私たちはもう終えたんだ」ということなんです。

人間性回復のルネッサンス

昔、あるお寺の前を通った時、ハッとするような書が掲示されていて、それを今でも覚えています。

その書には「分かち合えば足りる、奪い合えば足らぬ」と書かれていました。

大人達がイス取りゲームを続けた時代を経て、私たちは結局それを学んだんじゃないでしょうか?

水瓶座というのは人類愛の星座ですので、時代の基調はこれから「人間性の回復」に、急速に向かっていくと、私は思っています。

そういう意味で、水瓶座時代の第一歩として、まずは自分に貼り付けたレッテルを剥がして、自分を解き放つことから、始めるべきじゃないかな、と思うんです。

先入観で自ら可能性を閉ざすことほど、もったいないことはありません。

当たり前ですけど、工業製品じゃないんです、人間は。

あなたの代わりはいないんです、どこにも。

変わってていいんです。

人と違ってていいんです。

あるがままの自分をしっかり抱きしめることが、全てのはじまりだと思います。

あなたはあなた固有の人生を生きているし、それは誰とも比べられない、尊い価値のあるものなんです。

あなたが生まれてきたことには、ちゃんと意味があるし、それに向き合えたかどうかが、重要なんです。

、、ということで、今回は山羊座の時代の終わりと価値観の変化について、書かせていただきました。

自分のホロスコープとつき合わせて、水瓶座時代の生き方を考えてみたい方は、ぜひ星読みをご依頼くださいねー!

今回も、最後まで読んでくれてありがとー!

Thanks!



About Me

星読み絵描き

プロフィール

Stargazing Art

「星読み絵画」のご依頼について

PORTRAIT & Art Gallery

「似顔絵」&「アート」ギャラリー
error: Content is protected !!