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2017-05-20

びーとと魔法の帽子 (第1話)

 

ずっとずっと南の海の上に、星のかたちをした島がありました。

その島は、ちずにはのっていない島。

海の真ん中にぽつんと浮かんだ、その島には

どうやら、ひこうきやふねでは行けないのです。

 

今日のお話は、そんな不思議な島に住んでいる

虹いろりゅうのカオリちゃんのお話です。

 

カオリちゃんの夢

 

星のかたちをした島の、一番はしっこのゴツゴツした岩山に、虹いろりゅうのカオリちゃんが住んでいました。

カオリちゃんは、絵本をよむのがすきです。

絵本のなかで、ひつじ飼いのおとこのこになったり、南の島のおひめさまになったり。

空想のせかいで、いろんな人物になって楽しんでいると、時間をわすれてしまって、気がついたらごはんをたべるのを忘れていたことも、何回もありました。

 

カオリちゃんには夢がありました。

それは、おしゃれな帽子をかぶって、すきっぷしてあるくことでした。

サンタクロースが出てくる絵本の中で、おんなの子がプレゼントにもらっていた、しましまの帽子。

そのさし絵をみたときから、ずっとあこがれていたのです。

 

「わたしも、いつかあんな帽子をかぶってみたいな。おしゃれをして歩いてみたい。あるきながら、指をならして、すきっぷするの。」

でも、カオリちゃんには大きなつのが生えていました。

カオリちゃんはこういいます。

 

「わたしにはつのがあるから、帽子をきっとやぶってしまうわ。だからこの夢はかなわない夢。想像して楽しんでいるので、わたしはしあわせなの。でも、やっぱりかぶってみたい。」

「そうだ、帽子屋さんにいって、そうだんしてみたらいいかもしれないわ」

▶︎続き【びーとと魔法の帽子(第2話)】

 


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