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絵本「こころのままに」

個人的な話なんですけど、多分、これをつくるために、絵を描きだしてからの、この3年間はあったんだろうなーって思うんです。

読み返してみて、一つの季節が、この本を作って完了したのを、感じました。まとめようとか、そういう気持ちでは作らないって最初から思っていて、終わりにするためには、作らないと決めていて。でも、自分のポケットにある絵の具全部で描いた世界は、本になって目の前に届いた時に、今まで感じたことがないくらい、すがすがしく、出し切った感を感じさせてくれました。

 

マラソンとか、走り切ったら、こんな感じがするのかな?

文系なのでわかんないんですけど。笑

 

今までも、何かを作り上げるっていう経験はあったんですけど、振り返ってみると、いつもそれは締めくくり、というか卒業するためのものだった様に思うんです。今回も内心、そうなってしまわないかって恐れていたんです。でもそれを押してでも、作り上げたかった、というか、作り上げなきゃならない、っていう使命感みたいな衝動があって。途中、何度も迷子になりそうになりながら、でもゴールに向かってちょっとづつ進んで、そうやって、何とか最後のページまでたどり着くことができました。

 

でね、到着した場所で、真っ白な朝を迎えた後で、

やっぱり、ここからまた新しい季節が始まるんだって、そう思えました。

 

これからこの本を持って旅に出られることも、もちろん嬉しいんですけど、何よりもそうやって、また走り出そうって思えたことが嬉しくて。今日もいつもの様に、相も変わらず、古びた机の上で画用紙に向かって筆を走らせています。

 

 

2015.10.7 motocchi

 

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